シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

著者別/呵々大笑

議論の原則

ある死刑囚が死刑制度に反対したとき、多くの人は反射的に「お前が言うな」と言いたくなるだろう。しかしながら、発言者の人格について言及するのは議論のご法度である。発言と発言者を関連付けてはならない。この原則が破られたとき、議論は議論でなくなっ…

ご縁について

小学5,6年のころ、テニススクールに通っていた。理由は思い出せないが、父のすすめだった気がする。野球以外の球技は嫌いじゃなかったのでそこそこ楽しくやっていたのだが、同年代の男子がいなかった。そこに新しく入会してきた男子がいれば、自然と話す…

名前を呼んではいけないあの活動

使用者と被用者の非対称な力関係の中に放り込まれてから三ヶ月が経過する。始まる前から馬鹿らしいと思っていた年中行事だが、実際に体験してみると馬鹿らしさで気が狂いそうになる。一生理解できないであろう自分という人間の性格や行動特性を観察して、実…

新たな一党支配

早朝のNHK「視点・論点」で現在の自民党一強体制とかつての55年体制の違いについてなるほどと思うような内容をやっていたので要約してみる。 視点・論点 「新しい一党支配の時代」 | 視点・論点 | 解説委員室:NHK

2014年 秋アニメ総括

2014年10月~12月に放映された深夜アニメのレビュー 対象は当クールで終わった作品のみ。東京における月~日の放送順です。

C87 雑感

今回も1日目と3日目に参加。1日目は曇り気味でよく冷えた。3日目は日が出て風もなく暖かめ。 例年通り有楽町線→ゆりかもめ→国際展示場正門駅のルート。3日目の豊洲駅乗換で走るバカがこれまでで最も多く感じた。自分以外全員走ってるような状況。これに限ら…

アファーマティブ・アクションについての覚書

アファーマティブ・アクション(affirmative action)、意訳すれば「積極的差別是正措置」、より有り体にいえば「根源的差別解消のための一時的な差別優遇措置」である。出身・人種・民族・性差などに由来する歴史的・構造的な差別(Discrimination)を解消…

性差と教育機会

「公立女子大行きたい」男性、出願不受理は違憲と提訴へ:朝日新聞デジタル 国公立女子大の存在については憲法学の世界でも一応の議論はあった。私学ならともかく、税金で運営される国公立大学が女子のみに門戸を広げるというのは明らかに平等性に問題がある…

権力分立とレームダック

同月五日、米国連邦議会で民主党が上下院ともに多数派を失った。オバマ大統領は任期終了までの残り二年、共和党が支配する議会を相手に苦しい政権運営を迫られることになる。いわゆる「レームダック(死に体)」というわけだ。 この状況は大統領制の持つ構造…

本屋の変態

出版不況と相まって本屋の景気が悪い。電子書籍市場と合わせれば出版業界全体で実はそんなに売上は落ちていないとの調査結果もあるが、紙の本を売る店にとっては何の慰めにもならない。 私の身近でも最近二軒の本屋が潰れた。ひとつはいつ潰れてもおかしくな…

中国の独占規制

成長率の鈍化でとやかく騒がれているが、それでもなお中国の経済成長は目を見張るものがある。経済自由化以来の著しい発展のせいか、中国人の資本主義に対する信奉は米国人よりも厚いとの調査結果まで出た。今後中国でどのような改革や政変があるにしても、…

戦没者慰霊に適さない靖国神社

戦没者を「英霊」として敬い奉ることは、戦争の犯罪性を見誤る原因になる。彼らは未曾有の大戦火にくべられた犠牲者以外の何者でもない。戦没者の大多数は、始めから勝ち目がないと分かり切った作戦に有無を言わさず投入され、敵と銃火を交えて対峙すること…

C86雑感

昨年の夏コミが連続猛暑日に直撃だったものだから、今年は驚くほど涼しく感じた。特に三日目の朝。 自分はいつもゆりかもめ組だが、豊洲乗り換えで走る連中は相変わらず減らない。結局同じ車両に乗るのだから走っても危ないだけで無益だし、はしゃいで身体が…

TVアニメ『ピンポン』全11話一挙上映 トークショーまとめ

2014年7月19日深夜に池袋・新文芸坐で開催されたピンポン一挙上映イベントに行ってきました。 上映前に行われたトークショーは監督・湯浅政明さん、『アニメスタイル』編集長・小黒祐一郎さん、そして事前告知にはありませんでしたが、副監督・Eunyoung Choi…

今日のアニオタ格言

どんなクソアニメも鼻くそほじってれば終わる。明けない夜はない。 呵呵大笑

高度に発達したレジ打ちはライン作業と区別がつかない

販売員のバイトを続けてもうかれこれ1年半である。最低賃金で馬車馬よろしくこき使われる今の職場は人間の尊厳を傷つけられていると感じることしきりなのでもう辞める予定なのだが、その節目にこれまで見てきた幾千の客からこの野郎バカ野郎と感じた客の筆…

原村「宮永さんと結婚したい」

LGBTなどの性的少数者に対してある意味で寛容、ある意味で無関心の日本だが、ところでこの国で同性婚が認められる可能性はあるだろうか。憲法の視点に立って考えてみたい。 日本国憲法 第二十四条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を…

英国の政治観

先日、文春新書の『英国大蔵省から見た日本』を読んだ。10年以上前の本で既に絶版であり、当時財務省の官僚だった著者は現在自民党議員として安倍政権下で外務大臣政務官を務めているようだ。本書は英国行政の中心地から、幅広く日英の国民性などを比較した…

憲法私見

近時、にわかに憲法改正が現実味を帯び、それに呼応するように憲法論争も盛んになっている。わが国の憲法の端緒と行末について、この場を借りて自分なりの理解を記しておこうと思う。

2014冬期総括

2014冬期総括。対象は当期で終わった新アニメに限定します。

2013年夏アニメレビュー

メモを発掘したので貼っておきます。

『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!('14 日本)』―錦織敦史

2/5に新宿バルト9で劇場版アイマス(以下、劇マス)を見ました。新編まどマギを見たときも思ったけどあそこちょっと音響が酷い気がします。例によってTwitterに感想を投稿しようと思ったんですがダラダラと長くなりそうなのでこの場を借りてまとめて書きた…

クール33本視聴勢が振り返る2013年秋アニメレビュー

2013年秋アニメレビュー暫定版 総括 のんのんびより、語る言葉を持たない。 行きます。