シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

雑記

議論の原則

ある死刑囚が死刑制度に反対したとき、多くの人は反射的に「お前が言うな」と言いたくなるだろう。しかしながら、発言者の人格について言及するのは議論のご法度である。発言と発言者を関連付けてはならない。この原則が破られたとき、議論は議論でなくなっ…

ご縁について

小学5,6年のころ、テニススクールに通っていた。理由は思い出せないが、父のすすめだった気がする。野球以外の球技は嫌いじゃなかったのでそこそこ楽しくやっていたのだが、同年代の男子がいなかった。そこに新しく入会してきた男子がいれば、自然と話す…

名前を呼んではいけないあの活動

使用者と被用者の非対称な力関係の中に放り込まれてから三ヶ月が経過する。始まる前から馬鹿らしいと思っていた年中行事だが、実際に体験してみると馬鹿らしさで気が狂いそうになる。一生理解できないであろう自分という人間の性格や行動特性を観察して、実…

どうでもいい話

1980年代後半-90年代の日本のゲーム系コミュニティのBBSログを読んでいたのだがどうも今時のブログのようなネット文体とは文章の密度も感じが違うようで読みにくい。パソコン通信の草の根BBSなので、600bpsなんていう文字が平気で出てきたりして驚く。回線速…

無ショック

某IT系ベンチャーに就職した。社名は隠しているわけではないがなんとなくここでは書かない。 高校を中退して3年間“燻っていた”俺がいきなり就職したもんだから何もかもが変わってしまった。 昨日まで1日3回寝てコード書いてゲームして寝る生活してたのに出勤…

森を買う

買い物とか、苦手だし、文房具屋か画材屋か本屋以外のところに行きたくないし、外出とかすると、体力が極端に減るので、極力外に出たくない、というかこのままだと出ないようにしないと持たないかもしれない。特に、なんか頭を使った日は体も動かないみたい…

このブログの問題点

個人的には以下3点が気になっている: 共同ブログだということがわかりにくい。読者層にとって、概念的に馴染みがないかもしれないので、しっかりとした説明記事を付記すべきかと考えている。 過去記事の一覧性が低いのは問題だなと思っている。記事の分量が…

壊すのが怖いから手を加えにくい現象

機械とか、なんでも仕組みがシンプルであればあるほど自分で治したり修理する余地ってあるわけだ。壊れたラジオを分解して修理とか、そういうのなら誰だって出来るかも知れないけど、じゃあ今マザボに載ってるCPUを分解して修理しますかって言われると、無理…

本屋の変態

出版不況と相まって本屋の景気が悪い。電子書籍市場と合わせれば出版業界全体で実はそんなに売上は落ちていないとの調査結果もあるが、紙の本を売る店にとっては何の慰めにもならない。 私の身近でも最近二軒の本屋が潰れた。ひとつはいつ潰れてもおかしくな…

英語の勉強はあまりにも難しい

英語の勉強を始めている。暇なときはずっと海外のニュースサイトとかバイラルメディアとか見たりして目に入った英文をひたすらぶつぶつ一人で音読したりしている。ヒトって基本的にくだらないものの方が物覚えが良い気がする。 さて、英語の勉強といっても、…

安定した生活を送るために

とにかくよく寝ること 睡眠とは別に、何もしない、横になるだけ時間を意図的に取ること 疲労が蓄積するので、酒を飲まないこと 早寝早起きすること 自分の体調に合わせて食事とその量に気を遣うこと 一番大切なのは自分の調子に気づけることだと思う。早寝早…

ネットの外側でおたくをやるということ

インターネットに依存しない、隠れおたく生活、というものを考えている。正確に言うと、インターネットに依存しないこと自体が目的ではなくて、テレビとかも見ない、そういうメインストリームの情報を断ったところでひそひそと陰でおたくを営む。何を目的と…

秋が来た。

秋の風が寒い。今朝がた目が覚めて、すぐ街の外に出てみたら秋の気配を感じた。漸く秋が来た。ぐずぐずと後にひくような暑さが消えて、半袖には寒すぎるこの空気を吸い込んで、風の甘い匂い、今年も夏が終わったのだと実感する。とても長い夏だった。市街地…

さよなら社会、という感じ。

また最近欲しいものがなくなってきた。ちょっと前まで物欲の波、とでも言うようなものに襲われていて、ちょこちょこ大きい買い物をしていたのだが、それがなくなってきた。あんまりネットに繋がってる時間が少ないからかもしれない。 今ほしい物っていうと、…

左右対称という幻想

右手と左手が別のものだなと気づいたのがつい最近、いやもちろんお箸を持つ方の手が右だとかそういう次元では理解していたんだけど、そもそもの問題として右と左って全く違うもので、左右対称とかいうのってどうしようもなく幻想で、思い込みで、大嘘で、根…

やっぱり酒は健康に悪いのかも知れない。みたいなことを考えている。

酒は害悪、これは間違いない。深夜の繁華街を見よ、深夜の学生街を見よ、そこら中が人かどうかも分からない哀れな骸だらけではないか。世間様ではなぜだか酒の販売を許しているが、冷静に考えてこんなトンデモナイ代物を巷で売りさばいていいのだろうかと疑…

退屈な時間をどのように過ごすか

そんなときは声優ラジオを聴くのがいい。 声優ラジオ、というかラジオを聴くのはおそらく高校時代ぶりだろうか、それにしてもあまりにも久方ぶりであるがゆえに、「ふつおた」という響きが妙に懐かしく聴こえて、冬でもないのにしみている。 もうしばらく声…

抜け殻を眺めていた

歳月人を待たず、そんな言葉を思い出しながら――生活の内側にちょっとした環境の変化があって、ちょっとした状況の変化があって、そうして久しぶりに自分の部屋の中身をじっくりと見返してみたのだけれど、長年積もり積もった色々な執念が堆積して、平積みに…

芸術家・批評家に共通する作品批評の非大衆性の論理

映画やコミック、音楽など、どんな媒体を問わずそれらの道にある程度精通してきた人々に普遍的に見られる特質のようなものがある。美術家、ミュージシャンや作家と言った人々に共通して見られる類の変態的嗜好、特異な感性は何によって生まれるか。対する、…

味覚の喪失

美味しい物を美味しいと思えるのは美味しかった時の記憶があるからだ。物を食べて味が分かるからと謂えどもそれが本当に刹那的な事象だとしたら我々は食べ物について「美味しかった」と発言することが叶わないであろう。即ち味覚とは感情のような純粋な身体…

不本意ながらインターネットのない世界に行けそう

本当に不本意ながら、インターネットのない世界に行けそう。行くことになりそう。 とは言ってもブログはスマートフォンから更新することはできるので、厳密にはインターネットのない世界というわけではなくてまともな通信環境がない世界というのが正しい。 …

物欲に負けた。

はい。*1 パラパラとめくってみただけだが、構成がかなり良く色の出もはっきりしていて見ていて楽しい作りになっている。いい画集になっていると思う。 かんざきひろがぽよよんろっく影響下だという推測は先日知人とも同じ内容を話していたのだけれど、今回…

かんざきひろの画集がほしい。

かんざきひろの画集『Cute』が発売されたので、なんとかして買おうかとお金を捻出しようとしているのだが、なんだかんだで日常の出費がかさんで購入に踏み切れずにいる。 初期作品が主体だし、ある程度氏の絵のテイストについては調べ尽くしたし、癖や特徴も…

戦没者慰霊に適さない靖国神社

戦没者を「英霊」として敬い奉ることは、戦争の犯罪性を見誤る原因になる。彼らは未曾有の大戦火にくべられた犠牲者以外の何者でもない。戦没者の大多数は、始めから勝ち目がないと分かり切った作戦に有無を言わさず投入され、敵と銃火を交えて対峙すること…

学習に対する誤謬の根源

好きなことばかり続けられる環境があったとして、その環境の下で本当に好きなことだけを続けていくのはそれはそれで苦痛なのかもしれない。 たとえば学習という行為がある。ある種の技能の向上を目的とするとき、もっとも効率的な作業は直感として機械的で反…

暑い夏には、昼食にヨーグルトがオススメ

日本の夏はとにかくあつい。あつい上に湿っている。こういう湿った気温は嫌いだ。 そんなわけで、食欲がないわけではないけど消化するのが面倒くさい、みたいな話を先日書いたのだが、その解決編である。 結論: お昼ごはんにヨーグルトを食べると捗る。 こう…

はてなブログのメール更新機能が地味に使いやすい

友人との連絡にもめっきりとLINEかSkypeくらいしか使わなくなり、2014年にもなると届くメールも迷惑メールくらいのものだ。 まあ惰性で毎日メールボックスはチェックはすれど、自分から送信するなんてことは殆どなくなりつつある昨今だが、はてなブログがメ…

貧民図書館の貧民特区で、『自分だけの1冊』を探す旅に出よう。

ブックオフのことをよく『貧民図書館』と呼んでいる。 もちろん内々での話である。しかしこれはなかなか良く出来たネーミングだと思う。 貧民図書館のなかにも最下層と呼べるのが108円コーナーで、私はいつもそこにたむろしている。個人的にあそこのことは第…

思いついたことを適当に並べて文章を作るという事は可能なのか

思いついたことを適当に並べて文章を作りたい。思いついたことを適当に並べたとして、まあそれは簡単なのだろう。どちらかというとアセンブルするのが難しそう。長い文章がどうして成立しているのか、ということに興味がある。たとえば一冊の本を構成する章…

高度に発達したレジ打ちはライン作業と区別がつかない

販売員のバイトを続けてもうかれこれ1年半である。最低賃金で馬車馬よろしくこき使われる今の職場は人間の尊厳を傷つけられていると感じることしきりなのでもう辞める予定なのだが、その節目にこれまで見てきた幾千の客からこの野郎バカ野郎と感じた客の筆…