シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

かんざきひろの画集がほしい。

かんざきひろの画集『Cute』が発売されたので、なんとかして買おうかとお金を捻出しようとしているのだが、なんだかんだで日常の出費がかさんで購入に踏み切れずにいる。

初期作品が主体だし、ある程度氏の絵のテイストについては調べ尽くしたし、癖や特徴もわかってきたし、年代的な絵柄の系譜も読めてきた、となるとこの際見送ってもいいかなと、ちらちら考えたりするのだけれでもどうしても頭から離れないのでそのうち買ってしまうのだろう。昔からそうだった。買い物は一晩寝かせろとか世間ではよく謂われるものだが、私の場合は数年寝かせても欲しいものは最終的にむりやり手に入れてしまうので全く意味がない。一度頭を過ぎったものは決して手に入れないわけにはいかないという脅迫症状のようなものがある。欲しいけど宝の持ち腐れな気もするし、正直まだファンと名乗れるほど氏の作品を知り尽くしているわけでもないし、みたいなことを考えていると本当に買うべき人間なのだろうかと憂鬱な気持ちになる。だけど多分買ってしまうと思う。なんなんだろう。この感情。みたいなことをつぶやきながらアマゾンのカートをぽちっとな。

まあ、そういう執念が100%悪いとも言い切れないわけで、そういう買い物で後悔したことというのは基本的になくて、そこが自分でも悪癖と認められないところなのである。基本的に私は節約というほど節約はしていないけど、浪費というほど浪費もしないので、世間的には金遣いが温厚な部類に入る人種だと自負しているからこそ、これが唯一の悪癖、と呼べるかもしれない。そういえばこないだ数年越しにようやく絶版となったG=ヒコロウの漫画を入手したのでそのうち記事を書こうと思う。

はやく欲しい……。