シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

大人のためにこそWebフィルタが必要なんじゃないのという話

Adblock系のWebの広告を抑制するフィルタリング系の拡張機能結構入れている人が多いと思う。でも現実として、広告の大半は無害である。実際、慣れたベテランのウェブ利用者は広告の存在を無視するというデータがある。

一方で、コンテンツ本文は読んでみるまでわからない。存在自体が害悪なWebサイトのほうがたくさんある。これまでWebフィルタといえば子供のための、あるいは検閲ツールとしての存在だった。しかしこれからの社会、大人のためのWebフィルタというものがあったほうがよいかもしれない。私はこのサイトを見たくないんだ、私はこの文字を見たくないんだ、みたいな主張がもっとまかり通るべきだと思う。

ゴミ屑みたいな記事を量産しているスパムブログとか、全部消し去りたい。

企業が運営しているろくでもないライターに書かせたろくでもない記事の寄せ集めブログを、二度と邪魔してこないように一網打尽にしたい。

最大の問題点、人が沢山いるという点かもしれない。極端な話、自分と価値観の合わない人間がいくらいたって面白くないし、Webはみんなのものになればなるほど不愉快になる。

オープンなSNSがいかにして我々を不幸たらしめたか。私は、閉鎖的なコミュニティにはまだまだ希望を抱いている。排他性を持っていること・クローズドであること。世の中には致命的に日本語が読み書きできない人間がいるというのを前提にしていくなかで、かといってすべてをフィルタリングすると多様性は失われてしまう。この塩梅は人為的にコントロールしようとするとひどく難しいものになりそうだ。

とにかく、大人のためにこそWebフィルタは必要で、やれスキルアップだの何だのと、ポルノじみた今の広告業界先導の、煽り記事まみれのインターネットを粛清する時が来た。今こそ一網打尽にしなければならない。