シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

2015-01-01から1年間の記事一覧

無職の心得

今まではTwitter等でふざけて言っていた「無職の心得」だが、頭の中でまとめていたらそこそこ形になりそうなので記事として投稿しておく。 《無職の心得・1 家族を大切にしろ》 これこそが無職の心得の中で一番大切なものである。 働かなくてもお金をくれる…

父性の欠落

前から思っていて、友達には何回か話している仮説なんだけど、今回は「父性の欠落」について自分が思っていることを書く。カテゴリ的には発達心理学的な領域になる。 幼い頃から父親が不在――不在というのは文字通りの「不在」もしくは機能不全を指す――という…

最も有意義な時間の使い方

部屋の小さな置き時計が壊れた。 自分の所有する時計機能を持つ機械は、腕時計と、iPhoneと、その壊れた置き時計しかないが、特に不便していなかった。置き時計はほぼ使っていなくて、アラームより先に起きた際、iPhoneを探すより先に時間がわかるというくら…

議論の原則

ある死刑囚が死刑制度に反対したとき、多くの人は反射的に「お前が言うな」と言いたくなるだろう。しかしながら、発言者の人格について言及するのは議論のご法度である。発言と発言者を関連付けてはならない。この原則が破られたとき、議論は議論でなくなっ…

幸せになんてなりたくない

退屈を持て余して色々と人生について考えてみたが、自分は価値観として、いわゆる世間的な幸福というものを念頭に置いていなくて、そこを自覚した瞬間から少し開き直りが出てきた気がする。まあ人と合わせるのを諦めたということである。 世間的な幸せ、例え…

出かけるとき

帰りのことを考えると憂鬱になる。ひとり夜道をコンビニへ歩く。街を照らす蛍光灯の明かりと雲間のあいだを縫うようにうっすらと星が出ていた。こんな夜は夜汽車に乗ってそのまま遠くの星に消えたくなるものだ。

ご縁について

小学5,6年のころ、テニススクールに通っていた。理由は思い出せないが、父のすすめだった気がする。野球以外の球技は嫌いじゃなかったのでそこそこ楽しくやっていたのだが、同年代の男子がいなかった。そこに新しく入会してきた男子がいれば、自然と話す…

人生がクソゲーとはよくいうけれど、そもそもそういう問題ではない。

特にゲームとかやっていると自分の頭の悪さを押し付けられているような気がして辛くなる。ゲームとか、ある程度時間に比例して上達するもの、昔は「ある程度までは努力すれば努力した分返ってくるから良い仕組みじゃん」と思っていたんだけど、一定水準に到…

明かりを替えての後日譚

自室のライトを普通の一般家庭にあるような昼光色から暖色の電灯に替えて数日。モニタを使った作業をするにはデスクライト必須という感じ。手元が暗くて見づらい。ただ夜間過ごすときの雰囲気がとてもよくなった。夜中音楽を聴きながらゆったりと過ごす時間…

人間一人働かないと潰れてしまう社会なら

そんな社会は潰れてしまえばよいのだ。

名前を呼んではいけないあの活動

使用者と被用者の非対称な力関係の中に放り込まれてから三ヶ月が経過する。始まる前から馬鹿らしいと思っていた年中行事だが、実際に体験してみると馬鹿らしさで気が狂いそうになる。一生理解できないであろう自分という人間の性格や行動特性を観察して、実…

部屋の明かり

友達は白色蛍光のほうが好きだと言っていたが、個人的には暖色のほうが好きだ。ということで今日近所に買い出しに行って自室の明かりを暖色のものに変えてみた。最初は思ったほどの違いはなかったがだんだん慣れてくると赤いなという当たり前の感想を抱いた…

失敗する共同計画の建て方、あるいはその防ぎ方について

失敗する共同計画の建て方 こうだ: 自分一人ではプロトタイプすら作ることが出来ない規模のアイディアを出す 意思決定プロセスに関わらないレベルの人間を企画段階でたくさん集める 何も起こさないまま全員のモチベーションが下がり終わる 友達となにかやろ…

ひとにやさしく

自分にとっては不快なことでも、他人がそれを「もてなし」として行っている場合に関してはその点を割り引いて理解する必要がある。これを攻撃されていると感じると病的な状態となり、攻撃されているとまで感じなくとも相手に善意を感じ取れない場合はいきぐ…

どうでもいい話

1980年代後半-90年代の日本のゲーム系コミュニティのBBSログを読んでいたのだがどうも今時のブログのようなネット文体とは文章の密度も感じが違うようで読みにくい。パソコン通信の草の根BBSなので、600bpsなんていう文字が平気で出てきたりして驚く。回線速…

花澤香菜「Blue Avenue」感想。上質なサウンドと安定の花澤ボイスに酔える一枚。

落ち着いた大人の魅力を全面に ここ最近の声優のj-pop界への進出は着々と進んでいるようだが、竹達彩奈のソロや、彼女と悠木碧と組んだプチミレディあたりも甘ったるすぎたりしてあまり上手く行っていないような感じがする。などといいつつお前は竹達彩奈の…

アイマス以外、流行に乗り遅れ続けている。

流行に乗り遅れる2つのパターン 既に気づいた時には始まっていたパターン(凡ミス) 忌避した結果として乗り遅れたパターン(群れへの嫌悪感) 流行に乗る難しさ 流行に乗るって意外と難しいと思っていて、最近まともにファンとして時流に乗れていると実感で…

Daydream caféの大久保薫濃度が低いと思っていたが勘違いだった

「心ぴょんぴょん~」云々で知られている、「ご注文はうさぎですか?」というアニメのOP曲。人に教えてもらって大久保薫だと知ったので驚いた。それ以来、特徴が薄い気がしてずっと頭のなかで引っかかっていたのだが、よく聞き返したらイントロのところでい…

考え方の違う人と接することについて

こないだカフェに居てぼうっとしていたら、隣の席にたまたま座った老婦人同士が延々とスピリチュアルな話題をしていて、その時初めて気づいたのだけど、世間にはこういうスピリチュアルな話題を好む人が多いということである。この間も東京ではあちらこちら…

惰性

なにか違う、自分以外の特別な才能をもった何かになりたいと思いながら夜、布団に入り、朝起きて薄ぼんやりとした視界にいつもどおりの手の甲をみとめて、同じ人間の存在であることに若干の失望を覚えつつも安堵のほうが大きい、というような日常を繰り返し…

景色を見る

観光名所だとか、絶景スポットだとか、そういうところに行っても、何か少しも琴線に触れるということがなく、ただ少し小綺麗なものがあるなとしか思えないことがある。人々は驚嘆しているような様子でそれを眺めているが、私はというと何も感じることがなく…

自分を肯定しながら移動することについて

特に意味もなく移動する生活を送っている。人の家を転々としている。自分の家を行ったり来たりする生活。 移動するというのはつまり自分が主体となって自分の意思によって公共交通機関等を使い一定の目的地へ向かう行為のことである。今まで外出が苦手だった…

長くてだるい人生

命がけでやりたいことはあるにはある、だけど、今すぐそれをやりたいか、と言われると別にやりたくない、あー家でゴロゴロ酒でも飲んで寝っ転がってたいなーみたいなことが往々にしてあって、そのたびそれは本当は自分にとって別にやりたいことでもなんでも…

天元突破グレンラガン全部観たので感想文でも書いとくか

今さら、もろもろの事情で避けてきたグレンラガンを観た。 都合前半(~16話)後半(17話~)を別の日に観たので、というか、最初1クールだと思ってたらさすがに27話は一日で見れなかった。それぞれ別の日に書いた感想文をそのまま載せてます。 あらすじ ガ…

花とアリス殺人事件のロトスコについて

花とアリス殺人事件を見てきた。話の感想は省略、映像見てきた率直な感想としては、ロトスコ意外に合うなという感じで、というかカットに求められる動きの質ごとに相当な向き不向きがあるなあと思った。 横から見た走りのカットとかすごく良くて、フルコマで…

メタ認知の非可逆性

「ある行為をするということ」に対して自覚する類のメタ認知能力は人間にとって重要な能力であることには違いないが、そういった種のセルフモリタニングを行うことによって失われてしまうものがあって、それは一種の、おそらくは情熱とかそういうたぐいのも…

新薬・ベルソムラ体験記

オレキシン受容体拮抗薬、ベルソムラ。2014年11月発売。 添付文書 http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/170050_1190023F1024_1_04.pdf Tmax: 1.5hr T1/2: 10.0±1.0hr 1時間半:あまり変化なし。多少眼のピント合わせるのが遅くなったかなという程度…

装甲騎兵ボトムズは最高だし、ロボットアニメも案外いけるかもしれない。

私は別にロボットもののアニメが好きではないのだが、どうやら認識を新たにする時が来たかもしれない。 はまった。完全にはまった。 装甲騎兵ボトムズを観た。ボトムズは1983年4月から1984年3月末まで放映されたサンライズのロボットアニメで、今の10代20代…

閉じたネットワーク

Twitter等、オープンなインターネットは見えなくていいものがどんどん見えて精神に最悪な影響を与えていて、もう時代は完全に閉じたネットワークが来ているというのにやっと気づき始めたわけだが、これについてはmixiやったりLINEグループ使ったりしていた(…

命短し慾せよ乙女

気が付くと2015年という最果ての未来にいながら脳内時計は未だに2006年くらいを彷徨っている竜崎大です。2015年といえばエビャンゲリオンやらバック・トゥ・ザ・フューチャー PART2やらの設定と同じ年らしいのですが、過去の人びとの期待に反して人類のハッ…