シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

食事を選ぶという手間を、私はお金で解決しているのかも知れない

食事を考えるのが面倒で面倒で、たまらない。とにかく、毎日何もしなくても栄養価に偏りなく過ごせるような、完全栄養食のようななにかが欲しい。胃腸がモノを消化するのも退屈で億劫でたまらないし流動食にしたい。

人と会話するために飲食店に行く、アルコールの直截的な刺激が胃腸を刺激し体にシグナルを出す、手を動かす私は用意されたメニューをめくり金でものを買って胃袋に流し込む、舌先に載せた物質の僅かな味覚という感覚は本当はどうでもよくて、刹那的で、それはコミュニケーションの手段でしかなくて、ものの味が知りたいだけなら噛んで捨てるのにといつも思う。

体の調子が悪いし何も食べたくない気分が何年も続いている、胃袋とか迷惑でしかないし消えてなくなってほしい。自分にあった食事を考えなければいけないのだろう。本当は自分で料理を作ったりするべき人種なのだろう。コンビニのおにぎりの栄養価がめっちゃ高いとか、そういうのが理想で、ファーストフードもスローフードも何も変わらないし、ただ単に食事を選ぶという手間を、私はお金で解決しているのかも知れない。