天元突破グレンラガン全部観たので感想文でも書いとくか
今さら、もろもろの事情で避けてきたグレンラガンを観た。
都合前半(~16話)後半(17話~)を別の日に観たので、というか、最初1クールだと思ってたらさすがに27話は一日で見れなかった。それぞれ別の日に書いた感想文をそのまま載せてます。
あらすじ
ガンメンと呼ばれるロボットと獣人と呼ばれる操縦者たちによって、地下に閉ざされていた人間たち。主人公のカミナとシモン率いるグレン団は、再び地上での生活を取り戻すために戦う。
これが前半のあらすじ。
まずは前半を見てみた
グレンラガン、最初の数話はまあまあまあ、悪くはないけど言うほどでもなくない?という感じで流し見してたんだけど、某4話とかいう峠(グレンラガン#4 評判悪いし本当に面白く無いんだけど、この面白くなさは画面が下手くそとか悪いとかいうせいじゃなくてむしろ画面はいい方というかそんな感じだし、やはり脚本が酷い)を超えてからは一気にブチかましてる。
まあ勢いだけのロボアニメで深いかというとうーんという感じだけど、とにかくスタッフの豪華さでばんばか動く画面見てるだけで自分もガイナ立ちしながら登場してーみたいな、手とかドリルにしてえみたいな、合体とか変形できそうだしメカになった気分になれるし今なら頭から光線とかエフェクトとか出そう。
いや、そんなことはどうでもよくてニアが、ニアがかわいいんだけど。なんだこれは。ニアかわいい。ニアめっちゃかわいい。人にグレンラガンってどうって聞かれたら今度から「メカが馬鹿みたいに暴れて、ニアがかわいいアニメです」って答えていきたいという感じ。
錦織の描いた設定見つけたんでジロジロ見てるんだけど、これもろ星井美希のプロトタイプという感じである。それにしてもニア、特に髪の毛ロングVer、描く側からしたらこんな難しいシルエット取れないんだがって感じで嫌だろうな。キャラ設定画の中に「ふんいきでかわいくピョンピョンはねさせて下さい」とか書いてあるし。ぶん投げかよ。
あー空色デイズ最高。(以下軽くネタバレ注意)
これってトップ2!だよね?
後半見終わった。超複雑な心境。すごく面白かった、けどニアが不憫でしかたない。
ここからはガイナックスお得意の超弩級スペースオペラへ転換、舞台は序盤から打って変わって7年後。
後半のあらすじは主人公たちが戦って倒したラスボス螺旋王が実は自分たち人間を守るために地下に閉じ込めていたのだ、という話。地下に閉じ込められていた人間を地上に開放したことで、アンチ=スパイラルとよばれる別宇宙の存在に目をつけられ、人類は存亡の危機に陥る。主人公シモンは再び人類を守るため、今度は宇宙を目指す。という感じ。戦っていた敵が人間を守っていた、というお決まりのパターン。
ニアが…ロリじゃない…とかショックを受けつつ見ていく本編。もう正直何が起こってるのか理解出来ないくらいの高密度で実際何が起こってるのか全くわからない。ひたすら戦闘戦闘戦闘、どんどん宇宙進出していって、テンションは上がるけどこれ終わるのか? というくらい風呂敷を広げていくので見ていて気が気でない。
「10次元空間と11次元空間の間で~」、とか言い出したあたりで「まーたいつものぶん投げかよ」と思ったけど、ラストは珍しくちゃんとたたんでいく。そう、今作はきっちりと、畳むのである。メカでメカに乗って行く多段階の変形しながら戦闘するんだけど、格好いい。
宿敵だったヴィラルが一緒に戦う展開は王道中の王道。めっちゃ熱い。
まとめ
前半終わって後半の視聴始めるまでは少し不安だったんだけど前半と後半でまったく別の作品でありながら面白かった。
見てる最中からあれこれトップをねらえ2!だよなと思ってたんだけど、やはり同様の意見は多いようで、トップをねらえ2!を煮詰めたらこうなるのかという感じ。というかトップ2!がやりたかったのこれなんじゃないかな。失敗だったとは思わないけど、グレンラガンはより洗練された形で成し遂げているように見える。
話にリアリティとか整合性とか厳密に求めていたら楽しめない。パワーインフレにつぐパワーインフレの波にひたすら身を委ねて画面に没頭するのがいいと思います。
トップを引き合いに出してきたけど、やはりガイナックスのファン向けムービーという色が強いので人は選ぶかな。面白いと思う人には見終わった後のショックは凄いという保証はできるけど外すと辛いかもしれないので余り人と一緒に観る作品でもないかもしれない。
とにもかくにも、もう話後ろになればなるほど話が膨らむし意味分からないコンテだしわけわからないレベルの動きばかり出てくるので人間の想像力凄いなというかアニメって凄いと思います。いやほんと想像力ってすごい。