シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

アイマス以外、流行に乗り遅れ続けている。

流行に乗り遅れる2つのパターン
  • 既に気づいた時には始まっていたパターン(凡ミス

  • 忌避した結果として乗り遅れたパターン(群れへの嫌悪感

流行に乗る難しさ

流行に乗るって意外と難しいと思っていて、最近まともにファンとして時流に乗れていると実感できたのはアイマスくらい。こないだのアイドルマスターシンデレラガールズの放映では数年ぶりに自分が流行に乗っているという感覚を得ることが出来た気がする。ほどほど周りのブームと自分の視聴時期が一致していた上に周辺コンテンツ含めて消化できて、かつ自分の気分が乗っていたという意味である。

時間が経つと熱気というのは消えてしまう。かつて一斉を風靡したといわれる作品でさえ、エヴァらき☆すたけいおんと、あの時のあのインターネットを介して、肌がひりひりするほど感じた熱意の塊も、徐々に徐々に私達の記憶の片隅から消えていき、最後には燃えかすだけが落ちていく。流行に乗れないというのは寂しいが、もはや誰にとってもありふれた経験になりつつある。

みんなが同じものを同じように齧っているような時代ではなくなっている、というのは再三言われ尽くしているが、いままさに流行に乗るという観点からみて、素朴な実感として感じている。コンテンツの細分化と多様化。今の時代はリアルタイムに流行に乗るというのが難しい。少し古い作品をさかのぼっている間に次から次へとコンテンツが供給されていく。気づいた時には既に始まっていたみたいなパターンも多い。

自分の中だと艦隊これくしょんなどがそうで、あれも録画しそこねたせいで、流行に乗れなかった。そもそもゲームが流行り始めた時点にやってないと乗り切れたと言えないのかもしれない。でもそのころ私は全然違うコンテンツを消費していたし、艦これに着手するリソースはその当時持ち合わせていなかった。しょうがないことだ。が、流行に乗り遅れた。悲しい話だ。

バカげたプライド

もうひとつ、忌避した結果として乗り遅れたパターンが自分の中で多くて、なぜ忌避するのかというと先行者が偉そうでうるさいからである。ざっくばらんにいうと、デレマスも本来ならこちらに所属する類のものである。なぜなら、行ってしまえば既存のファンも新参者も烏合の衆である。古参だからというだけで偉そうな人間がたくさんいる。デレマスに乗れたのは、さしあたって他の質の悪い人間に触れる機会が少なく、良心的な知り合いのPと喋ってただけで、個人的には閉じたコンテンツだったし、あまり他人を意識することがなかったからだと思う。

ええと、つまり何が言いたかったんだっけ? そうだ。他人を意識すると流行に乗り遅れるのだ。

まあ、結果として自分がうるさいファンの側に立っているのだろう。そうだ、今私はうるさい一介の新参者としてそこにいる。自分で自分に目を瞑ることが必要なのだ。他の誰かから見たらただのうるさいファンとして見られるかもしれないということについては積極的に妥協しなければならない。恥をかかなければいけない。

で、流行に乗るというのは本質的にはそういうことなので、それでいいと思った。おしまい。