高度に発達したレジ打ちはライン作業と区別がつかない
販売員のバイトを続けてもうかれこれ1年半である。最低賃金で馬車馬よろしくこき使われる今の職場は人間の尊厳を傷つけられていると感じることしきりなのでもう辞める予定なのだが、その節目にこれまで見てきた幾千の客からこの野郎バカ野郎と感じた客の筆頭三類型を挙げる。
一、喋らない客
客に話しかけるのはこっちも面倒だ。ポイントカードがどうたら、レシートがどうたら、袋がどうたら、最初から何も出さない前提で客から求められたときだけ応じればいいと心底思う。しかし現実には諸々のマニュアルがあるのでそうはいかず、やむなくくどくど話しかけるのだが、首を振るだけだったり「察しろよ」と言わんばかりに睨んでくる客が結構いる。こっちは目線を下げて作業しながら応対しているわけで、逐一客を見てるわけではない。健常者なら声が出るだろう。「うん」とか「いい」とかでいいから反応が欲しい。店員は人型モーションキャプチャじゃない。
二、耳を塞いでる客
イヤホンやヘッドホンで耳を塞いでいるあいつら。喋らない客の進化版である。この手の客に訊き返されたりすると殺意しかわかない、死ね、つーか殺す。それとも何か、手話でもすればいいのか。できねーよバーカバーカやーい聞こえないだろ。
三、急かす客
クソ客ぶっちぎりのトップ。急かされたところで手際が良くなったりはしない、むしろ焦ってミスが増える、そんな当たり前のことにも頭が及ばないのだから知能に障害があると言って差し支えない。たまに店員が焦る様を見て楽しんでる客もいるが、こういう手合いはもう客と呼べないし、一発殴ってご退散願いたい。
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何はともあれこの仕事もあとひと月でおさらばだ。無味な商材や雑多な客層はともかく異常な繁忙さは事前に承知していたので、こればかりは己の無謀だったとしか言いようがない。次の職はもう少し考えて選びたい。
労働者に、人格と人権を。
呵呵大笑