シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

C86雑感

昨年の夏コミが連続猛暑日に直撃だったものだから、今年は驚くほど涼しく感じた。特に三日目の朝。

自分はいつもゆりかもめ組だが、豊洲乗り換えで走る連中は相変わらず減らない。結局同じ車両に乗るのだから走っても危ないだけで無益だし、はしゃいで身体が火照った連中で車内がいっぱいになると暑くて仕方ないのでこちらとしては迷惑極まりない。

毎回同じ時間に西列に並び東館を目指すので開場時間にどのあたりにいるかで混雑の目安がつく。一日目は東西連絡橋の中、三日目はエントランスホールの中で開場を迎えた。例年より列移動はスムーズに進んだ気がする。一日目のカントク列には必ず最初に並ぶのでこれももう一つの目安になるのだが、今年は一時間程度で済んでこれまたスムーズだった。艦これラブライブにどれくらいの参加者が吸われたかはどちらのジャンルにもほとんど足を踏み入れていないので分からない。小林幸子も見ていない。会場内の歩きやすさに変化はないように思えた。

以前より少なめに算出されるよう集計方法をいじっても三日間で五五万人来場(昨年は五九万人)。会場容量の限界を感じずにはいられないが、これ以上大きなハコもないので何か起こるまではみんな目を瞑ったままだろう。

一般参加者の間で高まるコミケ熱に対して、サークル参加の応募数は漸減傾向らしい。コミケ参加のための諸々の負担が大きいこと、他の同人イベントが充実化・多様化していることなどが主因だろう。創作側にとっては必ずしもコミケが絶対的なイベントにはならなくなっているわけだが、全ジャンルを包括する最大イベントとしての地位は今後も揺るがないと思われる。ネットを通じて知り合ったオタク仲間がオフで一堂に会する機会を提供できる催事などそうそうない。お盆・年末という開催時期のおかげもあるだろう。

毎度スタッフの名言珍言や参加者の奇行などがまとめサイトのネタになるが、C76から十回目の参加になる自分の経験からして、真偽のほどが怪しいものは多い。「仲間内の話題としてとにかく盛り上がればいいのだから真偽は重要でない」という意見もあろうが、あまりコミケの非日常的な一面を強調すると勘違いして面倒事を起こす輩が少なからず出てくるので、「祭り」だとか「戦争」だとか大げさに表現するのは好ましくない風潮だと思っている。万事スタッフ任せでなく、参加者が自律的に秩序を保たなければこの規模のイベントの継続は難しい。危険な綱渡りの末に現在があることをくれぐれも忘れずにいたい。

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今回買ったもの(えっちぃ表紙のものは除く)。今年は一日目と三日目に参加。一次創作島を回り切れなかったこと、評論島と三日目西館に行けなかったことが悔やまれる。企業ブースには今後も行きそうにない。

呵呵大笑(些事だが、アニオタ格言は自分による更新ではない)