コミカライズ版「神様のいない日曜日」感想、この絵が好きなら間違いなく買いの一冊。
神様のいない日曜日、多分オリジナルはライトノベルだと思うんだけど、そのコミカライズが肋兵器さん (!) だった 。
神さまのいない日曜日 1 (ドラゴンコミックスエイジ あ 6-1-1)
- 作者: 入江 君人,肋兵器
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/06/09
- メディア: コミック
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Pixivとかでは割合有名なようなので、知ってる人は知ってる、くらいの作家。え、漫画やってたの? と背表紙を見た瞬間驚いてしまって、とりあえず慌てて3巻まで一気買い。結論から言うとアタリだった。何と言っても絵がよい。
ある日突然人が死ななくなり、生まれなくなった世界。主役は身寄りのない墓守の少女。身寄りのない彼女は子供として引き取られ、平凡な日々を過ごしていたが、ある日訪ねてきた謎の男に村人全員を殺害されてしまう。というお話
正直言って心情描写は下手すぎるにも程があるという感じで、特にメインヒロインである少女は少し精神状態を疑うレベルで喜怒哀楽が激しく、もう少し他に描きようはなかったのかと苦笑するレベルなのだが、元々のストーリー設定の奇抜さでうまい具合に気にならなくなっている。
ちなみにこの作品、人がガシガシ死ぬ。厳密には人でなくなった死人たちなのだが、とにかく脳髄をぶち撒けたりぶん殴ったり目をえぐったりと何かにつけてえげつない。表紙のかわいらしいメインヒロインもボコボコにされる。殴られる。血まみれになる。この作品に肋兵器さんを抜擢したのは正解だろう。キュートな少女とバイオレンスの大胆なギャップにぐっと惹かれる。
それにしても、今時のライトノベル読みにはこんなハイファンタジー作品受け入れられないのではと思っていたがアニメ化していたとは、こういうのも再び受け入れられる時代になってきたのだろうか。