シルバーペーパー

秘密結社「シルバーペーパー」

著者別/はのん

押井守を投げ出して、「太陽の王子 ホルスの大冒険」を観た

さて、残念な話から始めると、こないだ『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』をレンタルしてきたのでさっき観始めた所だったのだが、これがどうも、視聴開始して10分くらいであんまり今の気分に合わない気がしたので、とりあえず保留、と言うかた…

アマゾンの不思議

アフィリエイトがあると広告だと認識できるのに、なぜか自分から公式サイトに飛んだ瞬間に画面いっぱいに広がった広告を押しに行く。Amazonなんてある意味で広告サイトみたいなものなのに不思議である。

趣味と理屈

世の中に、無趣味とされる人間がいる一方で、ひたすら収入に直結しないことに真剣に取り組む人たちがいる。自分はどちらかというと後者に所属する側の人間だ。周りにいる人間も大半がそうだった。明らかに前者と後者には、どこまで行っても決して交わること…

作品公開の基軸

自分が自分の作った何かしらに対して満足しているか否かを、その創作物を公開するかどうかの判断の基準に置いてはいけない。それは結局のところ自分の決めた基準以上の作品など生まれないからであり、それを上回る状態というのは全くの偶然の作用によるもの…

感想「ドラえもん のび太と鉄人兵団」

大山のぶ代版のドラえもん(つまり新ではないほう)の鉄人兵団を観た。本作、未だに根強いファンが多いと聞いて、レンタルビデオ店で借りて観たのだが、前評判通り面白い作品だった。 映画ドラえもん のび太と鉄人兵団【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生…

一般論

ないよりはある方がいい (そうはいえども)多くて得することはない

マイナーオタクソングを聞こう: 第04回 プリリズ楽曲を聞こう

プリティーリズムといえば、女児向けのアイドル作品として有名だが、なんと言っても楽曲の質の高さには驚かされる。特にYou May Dreamあたりは文句なしの名曲なので、今回はあえてそれ以外を紹介する。 Que Sera 爽やかなイントロからかっちり纏める大人な楽…

「ごっこ」をついに全巻読了した。

いやー、素晴らしい。やっぱりこの人は天才だ。 という訳で小路啓之「ごっこ」レビュー。 あらすじ ロリコンニートの主人公は、すでに死んだ父親を床下に隠して親の年金で暮らしていた。何も変わらない苦痛な毎日、もういっそ死んでしまおうと首をくくる用意…

英語の勉強はあまりにも難しい

英語の勉強を始めている。暇なときはずっと海外のニュースサイトとかバイラルメディアとか見たりして目に入った英文をひたすらぶつぶつ一人で音読したりしている。ヒトって基本的にくだらないものの方が物覚えが良い気がする。 さて、英語の勉強といっても、…

安定した生活を送るために

とにかくよく寝ること 睡眠とは別に、何もしない、横になるだけ時間を意図的に取ること 疲労が蓄積するので、酒を飲まないこと 早寝早起きすること 自分の体調に合わせて食事とその量に気を遣うこと 一番大切なのは自分の調子に気づけることだと思う。早寝早…

ネットの外側でおたくをやるということ

インターネットに依存しない、隠れおたく生活、というものを考えている。正確に言うと、インターネットに依存しないこと自体が目的ではなくて、テレビとかも見ない、そういうメインストリームの情報を断ったところでひそひそと陰でおたくを営む。何を目的と…

風立ちぬ。

こないだの夜、風立ちぬのBlu-rayを買ったからと言って、友達が家に持ってきてくれたので部屋で観た。何度見ても惚れ惚れとする。もはや救いようのないほど腐れきった日本の映画産業の中で殆ど孤立無援の中これだけ辛辣な作品を作り上げる宮崎駿という人はな…

作文について教えるときに思うこと

このごろ、作文について子供に教えることが多いのだが、共通して見られるのが、文末に対する意識の低さもあるのだけれど、どうも話の盛り方が下手な場合が多い気がする。と思いました。 「と思いました。」みたいな末尾の重複は、やめろと言ってやめさせれば…

活躍しないスパイ。「ミッソンインパッセボーゥ」ここ最近で一番のあたりかも

大川ぶくぶ著、ミッソンインパッセボーゥの1巻。 徹底したメタネタとシュールギャグ、そしてバーンノーティスなど散りばめられた洋画ネタやらもうとにかく笑える。好きなコマ貼り付けておこう。 全編こんなノリ。えー、話の感想は……特に何も書くことなし。面…

のんのんびより13話「沖縄に行くことになった」

謎のれんちょん脇推しアニメ。 沖縄はどんなにおいがするのん? というパッケージの煽り通り、沖縄に行く話。正確には沖縄に行くまでの準備過程を延々と描写する話。アニメのんのんびより本編は程々に楽しめたが、正直言って、もう視聴から時間が空きすぎた…

ブランドとしてのつんく♂の凄さ

このごろはアニソンも聴きつつ、同時並行的にハロ系の曲あさりに勤しんでる。 そういえば、℃-uteの曲を今までちゃんと聴いて来なかったのだが、たまたまYouTubeの関連動画で引っかかった『都会の一人暮らし』がお洒落なイントロで惹き込まれて思わずググった…

秋が来た。

秋の風が寒い。今朝がた目が覚めて、すぐ街の外に出てみたら秋の気配を感じた。漸く秋が来た。ぐずぐずと後にひくような暑さが消えて、半袖には寒すぎるこの空気を吸い込んで、風の甘い匂い、今年も夏が終わったのだと実感する。とても長い夏だった。市街地…

さよなら社会、という感じ。

また最近欲しいものがなくなってきた。ちょっと前まで物欲の波、とでも言うようなものに襲われていて、ちょこちょこ大きい買い物をしていたのだが、それがなくなってきた。あんまりネットに繋がってる時間が少ないからかもしれない。 今ほしい物っていうと、…

左右対称という幻想

右手と左手が別のものだなと気づいたのがつい最近、いやもちろんお箸を持つ方の手が右だとかそういう次元では理解していたんだけど、そもそもの問題として右と左って全く違うもので、左右対称とかいうのってどうしようもなく幻想で、思い込みで、大嘘で、根…

やっぱり酒は健康に悪いのかも知れない。みたいなことを考えている。

酒は害悪、これは間違いない。深夜の繁華街を見よ、深夜の学生街を見よ、そこら中が人かどうかも分からない哀れな骸だらけではないか。世間様ではなぜだか酒の販売を許しているが、冷静に考えてこんなトンデモナイ代物を巷で売りさばいていいのだろうかと疑…

コミカライズ版「神様のいない日曜日」感想、この絵が好きなら間違いなく買いの一冊。

神様のいない日曜日、多分オリジナルはライトノベルだと思うんだけど、そのコミカライズが肋兵器さん (!) だった 。 神さまのいない日曜日 1 (ドラゴンコミックスエイジ あ 6-1-1)作者: 入江 君人,肋兵器出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2011/06/09…

オノ・ナツメのススメ。入門としての短篇集「Danza」

極めて洗練された線のタッチと高いデフォルメ性で高い人気を誇るオノ・ナツメだが、私はどちらかといえば淡々としたコマとコマの感覚を評価していて、そんな氏の作品の中でも抜群の印象深さだったのは「not simple」という作品だった。結構な有名作なのでご…

退屈な時間をどのように過ごすか

そんなときは声優ラジオを聴くのがいい。 声優ラジオ、というかラジオを聴くのはおそらく高校時代ぶりだろうか、それにしてもあまりにも久方ぶりであるがゆえに、「ふつおた」という響きが妙に懐かしく聴こえて、冬でもないのにしみている。 もうしばらく声…

抜け殻を眺めていた

歳月人を待たず、そんな言葉を思い出しながら――生活の内側にちょっとした環境の変化があって、ちょっとした状況の変化があって、そうして久しぶりに自分の部屋の中身をじっくりと見返してみたのだけれど、長年積もり積もった色々な執念が堆積して、平積みに…

芸術家・批評家に共通する作品批評の非大衆性の論理

映画やコミック、音楽など、どんな媒体を問わずそれらの道にある程度精通してきた人々に普遍的に見られる特質のようなものがある。美術家、ミュージシャンや作家と言った人々に共通して見られる類の変態的嗜好、特異な感性は何によって生まれるか。対する、…

次のアニメ上映会に向けて

前回の上映会から1ヶ月くらい経過しただろうか。そろそろ次のアニメ上映会をやろうと思い立ち、どの作品を観ていくかリストを作っている。 基本的にいままでは作画アニメの有名所を中心に年代を遡っていこう、という方針で進めてきて、前回あたりにはパトレ…

G=ヒコロウ『みんなはどぅ?メガキューブ』感想

G=ヒコロウの名前は知っていた。それも随分前からである。私がその名前を何故知っていたのかといえば、あれは確か道満氏の日記マンガに登場していたのが理由だったように思う。とにもかくにも私が道満晴明やOKAMAといった作家たちの作品に深く馴染みがあった…

味覚の喪失

美味しい物を美味しいと思えるのは美味しかった時の記憶があるからだ。物を食べて味が分かるからと謂えどもそれが本当に刹那的な事象だとしたら我々は食べ物について「美味しかった」と発言することが叶わないであろう。即ち味覚とは感情のような純粋な身体…

不本意ながらインターネットのない世界に行けそう

本当に不本意ながら、インターネットのない世界に行けそう。行くことになりそう。 とは言ってもブログはスマートフォンから更新することはできるので、厳密にはインターネットのない世界というわけではなくてまともな通信環境がない世界というのが正しい。 …

物欲に負けた。

はい。*1 パラパラとめくってみただけだが、構成がかなり良く色の出もはっきりしていて見ていて楽しい作りになっている。いい画集になっていると思う。 かんざきひろがぽよよんろっく影響下だという推測は先日知人とも同じ内容を話していたのだけれど、今回…